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< コーダ あいのうた >

思ってたのと全然違う映画だった。

そもそも邦画だと思ってたのよー。で、けっこう辛気臭い系だと思っていた。
邦画で「あいのうた」なら辛気臭いでしょう、それは。
だが外画だった。見始めて、おおう!?外画?と思った。

面白かったですね。いい話だったですし。
俳優もだいたい好感が持てたし。

だがそれはそれとして、話はちょっと無理を感じて冷める部分はあったなー。
あれだけでバークリー音楽大学に入れるかっていうと……
AIに訊いたら、バークリーってクラシックじゃなくてジャズとか映画音楽とかの
現代音楽なんだってね。それを聞いて、若干違和感は減ったけど、まあ若干だねえ……

そこまでカリスマ性を感じる歌声ではなかったということもある。
きれいな声ではあるけれど。シャルロット・チャーチとか、サラ・ブライトマンとか
だったら説得力あるけどなあ。

でも主役のエミリア・ジョーンズは相当特訓したそうですね。
歌と手話と漁。歌と手話はともかくとして、漁の練習もたしかに必要。
船の上で10年過ごした感が出なければいけないものね。それも手話も違和感なかった。
手話にもネイティブがあると初めて知った。でも逆にいえば、視聴者のほとんどは
手話を知らない人だろうので、手話よりは歌の方にもっと力を入れるべきだったかも。

あと、コーダの意味。
わたしはコーダは音楽用語だと思っていた。はるか昔にピアノを習っていたわたしだが、
「繰り返し」のイメージで覚えてたなー。ちょっと間違い。
でもこの映画では違うんですね。この映画ではコーダは「聞こえにくい・聞こえない親を
持つ(聞こえる)子ども」。なるほど。初めて聞いた。

これはまさにヤングケアラーの問題だなあ。しかも4人家族のたった一人の可聴者となると
負担は大きいだろう。人生縛られる境遇でしかない。
人を雇える経済力がある場合は漁船の問題も解決するけど、あの状況では無理じゃないか?
やはり人生において先立つものは金ですよ。

だがその経済問題をどう乗り越えたかは描かれませんでした。
めでたく大学に入学出来ました、ってだけで。
男の子も最後は出て来ませんでしたね。もうちょっと出て来ても良かった。
湖のシーンはかわいらしく、綺麗だったから。

お父さんとお母さんの役者は味わいが素晴らしかったが、役柄としていい人だったかというと。
いや、いい人なんだけど、自分の親だったらちょっと……
自分が子だったら、お母さんにあんなこと言われたら辛すぎる。

でも全体的には気持ちのいい映画でした。

 

 

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